髪の基礎知識 髪の毛の構造
普段カラーやパーマなどを施す髪の毛ですが、実は髪の構造はは大きく分けて3層に分かれます!
- キューティクル(表面)
- コルテックス(髪の内部を構成するもの)
- メデュラ(中心部)
ではそれぞれ役目を見ていきましょう。
キューティクル
キューティクルは髪の表面にある半透明のうろこ状のももで、4~10枚重なって、髪の内部組織を守る働きをしています!
また濡れてしまうと柔らかくなり、この状態の時にこすれてしまうと欠けたりはがれたりして、キューティクル枚数が少なくなっていきます。
キューティクルの役目としては毛髪表面の摩擦を低減し、なおかつまとまりをよくする働きがあり、髪のツヤや手触りを左右しています!
そして紫外線やヘアカラーで失われやすく、1回のヘアカラー処理で80%が失われるともいわれてます。
コルテックス
髪の表面’(キューティクル)とメデュラ(中心部)の間に位置するコルテックスは、髪の85~90%を占めています!
メデュラは大部分タンパク質で構成されていて、構造や水分量が、髪の柔軟性や太さに影響し、メラニン色素も主にこの部分に含まれるので、その種類と量によって、髪の色も決まります。
ヘアカラーは、この部分の色を脱色&着色させて美しい色を演じたり、パーマに関してはこの部分の結合を変化させることによってウエーブを形成したりします!
メデュラ
髪の中心にあるメデュラは、やわらかいタンパク質による網目状あるいは多孔質構造で、ダメージを受けると多孔質構造の割合が増加します!
現在のところ働きはよくわかっていませんが、大きな空洞を有する動物の毛では断熱効果に役立っていると考えられています。

髪の基礎知識
日本人の髪の毛の平均本数はご存知ですか?
その本数は約10万本です。
そして1日に抜け落ちる髪の毛の本数は約100本と言われています。
髪の毛は1つの毛穴から1本生えているのではなく1つの毛穴から約2~3本生えてきていて、その密度は普通の人で1c㎡に約150本です。
そして実は欧米人は日本人よりも本数が多く約15万本生えているんです!
日本人の髪は太く、欧米の人は細めと言われてます。
髪の基礎知識 ヘアサイクル
髪の毛の成長サイクルは大きく5つに分かれます!
- 成長期
- 退行期
- 休止期
- 新生期
- 脱毛器
では1つずつ解説していきます。
成長期
毛乳頭が活発に活動し、髪を成長させてくれます!
退行期
毛乳頭の活動が弱くなり、毛球部が委縮して徐々に小さくなる時期。
休止期
毛乳頭の活動が休止する時期
新生期&脱毛期
毛乳頭が再度活動し始め、新しい髪が作られます!
新しく作られた髪の毛は、休止期によって成長を停止している髪の毛を押し上げる様に生えていきます。
押し上げられた髪の毛は毛穴から抜け落ちてしまい、脱毛というふうになります。